八千代合気会の主宰者で、イナ先生の時からの知己で、私の高校の先輩でもあるヤスさん(乾師範)から次の様なメールを頂きました。
「COVID-19対策でマスクをしての稽古ですね。この機会に多田師範の呼吸法をやろうと思っていますが、「響き」の呼吸法の時の動作を教えてください。前から手を挙げて息を吸って、横に手を降ろすのでしたか?」
この機会に、一昨年の秋ごろに、多田宏師範の特別稽古に参加させて頂き、感銘して、工夫して、当道場の私の担当日に、取り入れている「響き技」について、振り返り、深く考えました。
今回は、人体は「氣の衣」を纏っている、という「氣観」をお持ちのヤスさんにヒントを得て、全身を包む氣の球(自己氣球体)と全宇宙に満ちている(全宇宙氣球体)というイメージを観想しました。
そうすると、今までは、「宇宙の波動エネルギーを自分の丹田に取り込み蓄積し、その自己の氣を他に放射する」という「響き技」の理解が、「自己氣球体の中核と全宇宙氣球体の中核を波動共振連結し、全宇宙氣球体の氣エネルギーを自己氣球体を通して他に放射する」という「響き技の根本的な悟り」へ転換しました。
自分の丹田に蓄積することが出来る氣エネルギーは幾ら鍛錬したとしても、矮小であり有限ですが、全宇宙氣球体のエネルギーは無限無尽蔵です。
この「新・無限無尽蔵 響き技」を、稽古していきたいと思います。
ヤスさん、大変大切な機会とヒントを与えて頂き有難うございました。
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「新・無限無尽蔵 響き技」
その① 「ア・オ・ウ・エ・イ、ウン」の言霊を、「全有声」「半有声半無声」「全無声」
で、全身を包む氣の球(自己氣球体)を、宇宙全体に満ちている氣(全宇宙氣球
体)の波動振動と同調させて、自己氣球体の核である丹田と、全宇宙氣球体の核と
を結ぶ。「結氣法」
→両足を肩幅より少し広い程度に広げ、膝を少し屈め緩め、丹田を少し落とす。
→両母指球を畳に、打ち付けて姿勢を作る。
→正中線を意識しながらも全身から緊張を取り除く。
→脱力状態の両手を下から自己氣球体の前面内側をなぞり、真上まで引き上げなが
ら、全宇宙氣球体の中核から放射されている氣の波動を、受信し、同調させる。
※肉体的には、逆式腹式呼吸法の吸気、横隔膜を引き上げて、一瞬のうちに鼻か
ら頭頂部へ、吸い上げ、脳細胞に気を充たす。
→全身全霊を震わせながら、大声で、「ア~~~~」と発声し乍ら、両手で、身体を
取り巻く自己氣球体の左右の内側をなぞり、丹田の所で、左右両手が重なるよう
に結ぶ。この自己氣球体からの言霊の波動を全宇宙氣球体の中核に届けとばかり
に放射することにより、全宇宙氣球体から放射されている氣の波動との共振共鳴
現象が発生して、ビリビリッという強度の低周波振動が自己体内に感じられる。
※逆式腹式呼吸法の呼気であるが、「息を吐く」という意識は殆どない。横隔膜
を押し下げて丹田に氣の結びを与える。
その② ①で自己氣球体の中核に結んだ、全宇宙氣球体の中核の氣を、自分のイメージする
方向・対象に向けて、放射する。「操氣法」
→思念スイッチをオンにして、両手で、正中線を通して、氣を、口中まで、押し上
げ、口いっぱいに、氣を含むという動作により、全宇宙氣球体の中核から放射され
ている氣の波動エネルギーを、一瞬にして、自己氣球体の中核である丹田に波動共
振連結させる。
→左足を氣を放射したい方向に向けて踏み出し、両手を手刀で、突き出し、丹田を舟
漕ぎの要領で、膝を使って、ゆっくりと十分に同じ方向に押し出し、「ア~~~
~」と声を出しながら、手刀から氣を放射する。
→「ア・オ・ウ・エ・イ・ウン」と、足を交互に組み替えて、繰り返す。
その③ 両手で腹を抱えて、腹の底から、丹田の底から、体中を揺すって、意識的に顔の全
筋肉も笑いの表情にして、「アッ~ハッハッハッハッハッ」「オッ~ホッホッホッ
ホッホッ」「ウッ~フッフッフッフッフッ」「エッ~ヘッヘツヘッヘッヘッ」「イ
ッ~ヒッヒッヒッヒッヒッ」「ウンッ~ウンウンウンウンウン」と「大笑い」す
る。「陽氣法」
※「大笑い」をすると、確実に「心の憂さ」がスキッと晴れます!!
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